サンプル記事一覧



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サンプル1  1.8 折る 丸める

折り紙を三角や四角に折る

最初の頃は、折り紙を観音開きのように折り込んだり
何となく長四角に折っているだけですが、手先が器用になるにつれて
折り紙の辺と辺を合わせることに集中できるようになります。

幼稚園児でも、折り紙作品を正確に作れる子は少ないですから、
親から見て 折り方が少々雑に見えたとしても、それほど気にする必要はありません。

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四角形よりも三角形のほうが折るのが難しいので、
折り紙の頂点と頂点を重ねることに注意を向けると良いですね。
幼い子どもは「アイロン、アイロン。」と言いながら、
指で折り線をきちんとつけるような遊びを喜ぶことがあります。

これだけの作業ですが、子どもは、上手にできるようになった途端に
同じものばかり作りたがることがあります。
そんな時には 次のステップに進ませるのを急がず、
子どもが十分満足するまで折らせてあげます。
できた三角形や四角形は、貼り絵やパズルにして遊ぶこともできますよ。(下記参照)

参考記事 ※サンプル記事の為リンクは張っていません。

4.5 基本の形   7.11 教室で作った教材いろいろ

じゃばらに折る

1047 2・3歳の子どもたちのレッスンで
じゃばら折りにチャレンジ。
びっくり箱のビヨヨ~ンと伸びる部分を
作っているところです。
リング製作用の細い折り紙を
交差させたものを テープで貼り、
その後は 交互に折っていきます。

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折り続けることを楽しんでみよう

3歳頃の子が折り紙で何か折ろうとする際、
ただでたらめに折っていく作業を楽しむ時期があります。
こういう行為を通して 子どもは手先の感覚を洗練させたり、
折り紙や画用紙といった素材の質感を 感じ取ることができるのです。

このような時、折ったものを組み合わせて 建物などの作品を作ってもいいでしょうし、
ただひたすら子どもの思うように任せ 様子を見守るというのでも構いません。

しかし、「折る」ことから ちょっと発想を転換させるのも面白いですよ。
子どもが折った紙の角を はさみで切り取ってみましょう。
切り方は適当でOKです。
自分が折ったものが 綺麗な模様になる喜びは、子どもの意欲をかきたてます。
写真右は、切った折り紙を紙袋に貼って作った「自分だけのバッグ」です。

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鉛筆やストローを使って丸める

1052 芯になる部分が細くなるほど、
難しくなります。
下の参考記事も合わせてご覧下さい。

参考記事 ※サンプル記事の為リンクは張っていません。

5.11 「折る 丸める」で作る建物   5.12 望遠鏡作り 探検ごっこ(動画)

かたつむりのレース

折り紙を縦4等分に切り、
殻の部分をくるくると巻きます。
端を折って顔を書き入れます。
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これだけのシンプルなものでも、子どもにとっては 自分の作った大切な作品です。
コースを作ってかたつむりを並べると かたつむりのレースの始まり♪
ストローで吹くと動きます。 強く吹くとふわっと浮き上がります。
まっすぐ前進するように吹くのは、ちょっと難しいかもしれませんね。

巻き寿司

外側の海苔には、黒い画用紙や折り紙を使っています。
中の酢飯と具材には、ティッシュや折り紙などを使ってみましょう。
ふんわりと軽く巻いた状態であれば、
大人が巻き寿司を はさみで切り分けてあげることもできます。

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サンプル2  3.11 ちょっと遠出したら

お出かけの記憶

楽しい楽しい家族でのお出かけ。 お出かけで目にするものは、
子どもにとってすべてが魅力的で、鮮烈に記憶に残るものです。

家族旅行に行った先でダムを見た子は、
積み木でもブロックで遊ぶ時にも、必ずダムを作りたがるかもしれません。

大人にすれば、ダムは水を貯めておく場所に過ぎなくても、
子どもの目には、壮大で不思議なプールや滝、コンクリートの壁のように
映っているのでしょう。

海に出かけた子は、ビニール袋をバサバサさせて、
得意そうに「海だよ!」と言うかもしれません。
「誰が水道を出しっぱなしにしたのだろう?」 
「海の向こうから、くじらが遊びに来るのかな?」  と考えているかもしれません。

遠くにお出かけした後で、そこで見たものを作ろうと誘うと、
子どもは喜ぶのではないでしょうか。
プールなら、空き箱にラップフィルムをくっつけるだけでもいいのです。
動く歩道に乗ったら、細く切った紙に人形を乗せて 引っ張ってみるだけでいいのです。
それによって、子どもは自分が見聞きした様々なことを思い出すでしょう。

プールに出かけたよ

空き箱にラップフィルムをピンと張った状態で 水を表現しています。
透明のフィルムに少しだけ切り込みを入れて、人を泳がせてみましょう。
ちゃんと浮き輪も作りました。

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工場でベルトコンベアを見てきたよ

紙やビニールシートを細長く切って動かすだけで、ベルトコンベアを再現できます。
(同じ作り方で、動く歩道にすることもできますね。)
紙箱に穴を開けて じょうごを取り付けるだけでも、工場の機械らしく見えますね。

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乗り物に乗った後で 

乗り物に乗った際のパンフレット・時刻表・切符を貼ると、素敵な旅行の本ができます。
(駅員さんにお願いすると ハンコを押してくれるので、持ち帰りできます。)

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電車や駅が大好きな子には、券売機や改札機・駅のエレベーターなどを写真に撮って、
しくみを説明する絵本を作りましょう。
自分の「大好き」を本にしたものは、文字を読むきっかけになることがあります。

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電車の運転席です。
ダンボールの台に穴を開けて LEGOデュプロのハンドルを差し込みました。

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工作ワークショップでの作品。 舟の上で釣りをしています。
魚釣りをしている表情が真剣ですね。
こうしてひとつのことに熱中した経験は、子どもを成長させてくれます。

絵だけの絵日記

お出かけの後で 子どものお話を聞いてあげましょう。
大人は、紙の下半分に文章(子どもの話したこと)を書きます。
そして、上半分のスペースに、子どもが自由に絵を描くようにします。
ぐちゃぐちゃとしたなぐり書きでもOKですよ。
大人と子どもの共同製作をするうちに、自然に絵日記をつけることに慣れていきます。

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サンプル3  4.5 基本の形(平面図形)

三角形を組み合わせよう

小学校で習う図形問題では、三角形を組み合わせて図形を作る力が重要です。
親子で形作りにチャレンジしてくださいね。
折り紙を三角になるように折って、セロハンテープで貼り合わせます。
これを10枚ほど作ります。

親子で形を組み合わせる遊びをやってみましょう。
辺の長さや角度など、いろいろな気づきが出てくると思います。
教え込むのではなく、子どもが自然に学ぶ様子を見守ってあげましょう。

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円から正三角形を作る方法

折り紙にお皿で型を取って 切り取ると、簡単に丸い形ができますね。

「丸の中心を見つける方法がわかるかな?」と子どもにたずねてみます。
答えは、円を2回折って、折った線が交わるところです。
折るうちに、直径はすべて同じ長さで、中心点で交わることがわかりますね。

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中心点を見つけたら、中心点に接するように円を折ります。
次には、折った部分の端と中心点の2か所に接するように折ります。
もう一度、折った部分の端と中心点に接するように折ります。
片端を写真のように交互に折り込みます。

形のパズル

市販の発泡スチロールの板を切り分け、
丸・楕円・長方形・正方形・三角形・星型・台形・平行四辺形など、
いろいろな形を切り抜きます。
形を見分けたり、形の名前を見分ける教具としてぴったりです。
(普通のカッターで切ると、切るのが難しい形もあります)

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小学生の算数のレベルになってしまいますが、折り紙でもいいので、
正三角形・二等辺三角形・直角三角形・直角二等辺三角形・
正方形・長方形・正六角形・ひし形・並行四辺形などを作っておくと、
何気なく見ているだけでも 形の違いに敏感になります。





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サンプル4  4.11 ゲームでさんすう 2

すごろく風ゲーム

お家にある積み木やブロックで、 簡単にすごろく風のゲームを作ることができます。

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スタートとゴールの絵を描きます。作るのはこれだけです。
その後はスタートとゴールの間に積み木を並べます。
積み木をマスの代わりにしてコマを進めていくだけで、すごろく遊びが楽しめます。

「一回休み」や「ここに止まった人は動物の鳴きまねをする」
といった指示を自由に加えると、面白くなります。
子どものアイデアを取り入れてあげましょう。
池や恐竜のいるゾーンや戦い場など 描きたいものを自由に加えていくと、
ゲームがさらに面白くなりますね。

ゲームを盛り上げるには、アイテムなどの小物を作るといいでしょう。
サイコロを転がし、各ステージのアイテムを集めながら進みます。

おにごっこゲーム

3歳くらいから楽しく遊べるゲームです。写真のようなゲーム盤を作ります。
それぞれのコマの陣地は コマの色で塗りますが、他は自由に塗ってください。
少しくらいはみ出したり、雑に塗ったとしても、できるだけ子どもに自由に
塗らせてあげてくださいね。

半円を円すいの形に丸めます。 4個ずつ4色分作ります。

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★遊び方

自分のコマ色を決め、同じ色の陣地にコマを4つ置きます。
順番にサイコロを振って、出た目の数だけコマを進めます。
コマは 4つのうちどれを動かしてもよく、進む方向は自由です。
ただし、進んでいる途中で 後戻りしてはいけません。

サイコロの目の数だけ進んだ位置に 相手のコマがあった場合、
自分のコマを上からかぶせて 捕まえることができます。
その後は、捕まえた状態で移動します。  相手のコマをすべて捕まえた人が勝ちです。

魚釣り

単純に 釣った魚を数えるゲームです。
魚は5点 イカやタコは10点として、足し算をします。
数字を変えれば、ゲームの難易度を変えることができますね。
魚の後ろに「当たり100点」といった札を貼りつけておくと、
計算するのがもっと楽しくなりますよ。

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釣り糸の先に磁石、魚には金属のクリップをつけます。
釣り糸の先に曲がるストローをつけておき、
魚にストローを引っかける部分を作る、といった方法もあります。

UFOキャッチャー

丸い形の箱で作るUFOキャッチャーです。
箱の側面にメジャーを貼り、箱の中にはクリップをつけたおもちゃを入れておきます。
メジャーは100円ショップの手芸コーナーで売っています。

「右に 3センチ移動」「左に 15センチ移動」といった指示を出しつつ、
穴から磁石のついたひもを吊り下げて、箱の中のおもちゃをキャッチします。

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サッカーゲーム

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サッカーゲームを作ってみましょう。
箱の側面に切り込みを入れて 曲がるストローを取りつけ、ストローに選手を貼ります。
ストローをひねって、ボールをゴールネットに入れた方が勝ちです。

サッカーは、11人以下の2チームで戦うスポーツです。7人未満では 試合ができません。
「7以上11人以下ということは、何人ずつ人間を作ればいいのかな?」
子どもと一緒に考えながら作りましょう。

★作り方

曲がるストローに、紙を切り抜いて作ったサッカー人形を貼り付けます。
空き箱に ストローを引っかける切込みを入れます。
ティッシュを硬く丸めて セロハンテープでしっかりとめて、マジックで柄を描きます。
紙を折ってゴールネットを作るとできあがりです。

オリジナルゲーム

自分で考えたルールをたくさん盛り込んだ オリジナルゲームを作ってみましょう。
すごろくの途中に「カードをめくる」というマスを作って、
自分で作ったカードをめくって遊びます。
「お金を100円ゲット」「サイコロをもう一度振る」など、
自分で考えたルールを 自由にカードに書いておきます。

キャラクターが好きな子は、自分の好きなキャラクターの絵を描いて、
そのカードを集めていくゲームにしても良いですね。

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サンプル5  5.2 画用紙のコンパスで円を書こう (動画)







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サンプル6  6.4 からくり装置2

ジュースの自動販売機

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写真上のように 半分に切った紙コップ。
紙コップのうち1つは 底を切り抜いておきます。

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底を切りぬいた紙コップを 段ボールの穴を覆うように貼り、

ボタンを描いた紙コップを その右に貼ります。
ビー玉をジュースに見立てたら、ジュースの自動販売機のできあがり。
空き箱や画用紙などでも工夫して作ってみると面白いですよ。


みんなの作品☆

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紙コップを逆さにつけると、
コップの底を切り取る必要がなく
簡単にできますね。
写真は オレンジジュースが
出てきたところです。

こちらはピタゴラ装置風ビー玉落とし。
紙コップに穴を開け 箱につけています。
ビー玉が リズミカルな音を立てて
落ちていく様子は、とても面白いです。
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ティッシュ箱に色画用紙を貼りつけて
壁の代わりにしています。
可愛い作品になりました♪

失敗と微調整が数学的センスを作る

自力で考えることができる子どもには、失敗しつつ だんだん穴を大きく広げていくような
「アバウトだな」と思われるような方法で作らせた方が、数学的なセンスは育っていきます。


算数や数学の問題では、おおよその検討をつけて微調整していくことが 大切なのです。



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サンプル7  7.2 間違い探し 大きさくらべ 隠れているもの

どこが違うのかな?


子どもが工作をしている時、大人は隣でこんな工作を楽しむのはいかがでしょう。
子どもがわかるレベルの「明らかな間違い」を作ってみるのです。


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「どこが間違っているかな?」「何が違うのかな?」 とたずねます。
最初のうちは、間違えたところを指さすだけで 精一杯かもしれません。
そのような時には、
「ぞうさんのしっぽが 背中についているね。おしりについていないね。」
「うさぎさんの耳が3本あるね。本当は2本だよね。1本多いね。」
と ていねいに説明してあげましょう。


大きさくらべ


サイズの異なる折り紙を用意して、
「小さい順にならべてね。」「大きい順にならべてね。」
という問題を出してみましょう。
難しい場合は 2枚の折り紙の大きさの比較から始めましょう。


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何が隠れているのかな?


お家にあるカードを利用して 推理力を高める方法を紹介します。
画用紙に切り込みを入れて 窓を作ります。
市販のカードを窓の下に敷きます。
窓を片方だけ開いて「何がかくれているのかな?」とたずねます。
絵カードで簡単にわかるような場合は、ひらがなカードを問題にするのもいいですよ。


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サンプル8  9.4 植物 鉱物

植物図鑑


植物の図鑑に興味を持つと、散歩に出かける楽しみが増えますよ。
親子で 手作りの植物図鑑を作ってみるのもいいですね。


野の花を摘んできて押し花を作ったり、 花の汁で絵を描いたり、
ままごとをして楽しみましょう。
花を観察しながら、季節について子どもとおしゃべりしましょう。

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左の写真は春の野草図鑑、右は いちごの汁でのあぶり出しのまとめです。

植物カード


記事9.1の昆虫カードと同様に、植物カードを作ってみましょう。
上のカードでは 種の絵を手書きしていますが、
写真や雑誌の切り抜きなどを利用するのも良いでしょう。

 

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松ぼっくりのツリー 秋の壁飾り


秋には どんぐりや落ち葉を素材にして作るのも楽しいですね。
こうした時に 図鑑でどんぐりの名前や育ち方などの知識を得ると、
植物に関する興味が強まります。
写真左は 水性ラッカーで着色した松ぼっくりのツリーです。
ビー玉や大きめのビーズ・ボタンを飾ってみました。
写真右は 紙皿に落ち葉やドングリを貼り付けた壁飾りです。

 

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石の標本


子どもが拾ってきた石は、よく洗って乾かしておきます。
これを餃子などの食品トレイに並べていくと、オリジナルの石の標本ができあがります。

自分で集めた石の図鑑を眺めるのが楽しくなり、 石がどんな模様なのか
どんなでき方をしたのかなど、 いろんな興味を抱くかもしれませんね。


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顕微鏡


幼い子にも楽しめる 顕微鏡のおもちゃを作りましょう。


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ペットボトルを用意します。(写真は1Lサイズです。)
カッターナイフで 写真1の黒マジックの部分を切ります。
切り口は危ないので、セロハンテープで覆っておきましょう。

 

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写真2のように、ボール紙をコの字型に切ります。
コの字型の窪んだ箇所に、セロハンテープを下から貼っていきます。
テープの粘着面にスパンコールを置いたら、上からテープを貼り重ねます。
ちりめんじゃこ・貝殻・花びらなどを貼っても面白いですよ。


写真3のように、ペットボトルにボール紙を差し込むと、
顕微鏡の基本部分のできあがりです。


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ペットボトルをアルミホイルで覆って、セロハンテープでしっかりとめます。
黒いビニールテープを 飲み口や切り口のまわりに貼ると、顕微鏡らしくなります。

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下からプッシュライトで照らしながら、飲み口から中をのぞくと、
スパンコールが光の中で綺麗に見えます。



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サンプル9  6.19 工作で子どもが自発的に工夫・発展するようになるために

子どもたちが 自発的に「こんなものが作りたい!」と
工夫しながら制作していくようになるには、いくつかの条件があります。

工作のハードルが低い

市販の工作の本に載っている工作見本も 親が子どもに作ってあげる見本も、
完成度が高すぎるために 工夫や発展させる余地がなくなります。
逆に言えば、工夫・発展させる余地を残すには ハードルが低いほうがいいのです。

たとえば 空気の力で動く船を作るのでしたら、ペットボトルのキャップやプリンのカップを
水に浮かべ、ストローで吹いて動かす程度で十分です。

すると子どもにも、「どうすれば もっと速く動くのかな?」 「帆をつけてみたい。」
「あ、そうだ!アイスの棒を並べてくっつけて いかだにしたい。」
「潜水艦が作りたい。」  といった 自分なりの発想が浮かびやすいのです。

小さな経験の積み重ねがある

また それまでの経験の積み重ね無くして、いきなり工夫・改良することはできません。
工作とは言えないような工作や ハードルの低い~レベルの低い活動が
日々の中でたっぷりある環境こそが、
自分で発想し工夫を凝らし考えていくための 素地を作り上げます。

☆風船の口を結ばずに空に飛ばしてみる。
 風船の中から出る空気で折り紙を飛ばしたら、「舞っているちょうちょ」

☆磁石でいろんなものをくっつけてみる。
 描いた落書きに金属を貼りつけ、紙をはさんだ裏側から磁石で動かす「動くテレビ」

☆発泡スチロールを崩し ポロポロと落として「雪」

「~に似てるね!」 そんな風に 親子で会話するだけ。
その積み重ねが 豊富な発想の基になるのです。

「子どものための時間」がある

「潜水艦が作りたい」と言う子どもには、 空のペットボトルを水に沈めて
ぷかっと浮かんでくる様子を 見せる程度にしておきます。
「これが水の中で沈んだままだったら 潜水艦だよね。」 といった会話を楽しみながら、
「重いものを入れてみたら どうなるのかなぁ?」
「どうやったら 水の中でも前に進むのかな?」
と 子どもの側から さまざまなアイデアが生まれてくるのを待ちます。

工作だけでなく 遊びの場面でも学習場面でも同じことが言えます。
子どもの時間を、大人から見て「意義」や「意味」や「価値」を生み出す時間に
してばかりいると、子どもの心は あらゆることに縛られてしまいます。

子ども自身が考えるためには ゆったりとした状況が必要なのです。
子どもの側からアイデアが生まれるまでの 「子どものための時間」こそが 必要なのです。

工作がシンプルである

写真のような「ただのダンボール箱」は、
次から次へと 教室の子どもたちから 新しい発想や創造性を引き出します。

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四角い枠を切り抜けば それがテレビになり、ペープサートの舞台となり、
影絵の画面となり、ハンバーガーショップの店頭にもなっていました。
小さな穴を開ければ、ひもを通してエレベーターを引き上げ、
ストローを通してお化けが膨らむしくみを作り、ケーブルカーを動かします。
レールをつけて ミニカーが滑り降りる道路を作ったりもしますし、
ホースをつなげば ビー玉コースターにも変身しました。

「工作をしよう!」と構えずに、遊びと工作の中間くらいにあるシンプルなものを
親子で楽しむことが、自発的に製作するためのコツなのです。

自由に発想できるように 見本は完成度が低くしくみだけがわかるもの。
シンプルな素材を使い 綺麗な仕上がりを目指さないことが、
最終的には、完璧な凝った作品を作りあげようとする子どもの原動力になります。



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